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Illustrator 9.0.2
アドビシステムズ株式会社
価格79,500円
(アドビストア価格)
最新版はIllustrator 9.0.2
基本説明

 Illustrator(イラストレイターと読む)はその名前の通り主にイラストを作るために使う、プロ用のソフトです(と書きましたが別にプロじゃなくても十分使いこなせます)。作図に使ったり地図を描いたりロゴを作ったりと、一見Photoshopと同じようなソフトだと思う人がいると思うが、しかし、IllustratorとPhotoshopは似て非なる物であると断言できる。
 根本的に画像表示形式が違うからである。Photoshopはラスター画像と言うビットマップ形式の画像形式でIllustratorはベクター画像と言う計算式による曲線表示形式なのです。
 ここで書いてあることが解らない人が多いと思うが簡単に説明する。ビットマップ画像はピクセルと言う画像最小単位があってそれがたくさん集まって画像が構成されているのです。つまりパズルのような物だと思って下さい。遠くから見たら綺麗に見えるが近くから見たら一つ一つハッキリした部品で出来ているのが解るはずです。
 ところがベクター画像はピクセルのような画像単位を持っていません。ではどのようにして画像を表示しているのでしょうか? それは計算式によって求められた曲線が通る場所にラスタライズ(ビットマップ化)と言う処理をして画像を表示しているのです。そのため拡大しても、その時その時に曲線が通る場所をラスタライズするためビットマップのようにギザギザした線にならないのです。
 これはロゴやマスコットキャラクターなど、使う場所によって画像サイズが違う物を描くときに非常に重要な役目を果たします。
しかしベクター画像は操作に慣れが必要なためそれなりに練習が必要です。
 バージョンが9になり今まで出来なかった半透明やベクターデータのままでのフィルタ処理などかなり便利になった。9.0.2になるまでは色々とバグが多く、使えなかったが9..0.2からは問題なく使えるようになった。

プロの現場での使用例

 ここで言うプロの現場とは主にDTPデザインのことです。
 DTPの現場ではIllustratorは主に作図とロゴの作成に使われます。
 地図や表など雑誌の「図1」「表2」などの図を作成するのに使っている。
 またロゴもイラストレイターのみで作る場合や作った後にフォトショップに持ってきて色々なフィルタなどを掛けより一層格好いいロゴにするなどの使い方をしています。
 フォトショップなどと違って縁の下の力持ち適位置にあります。もちろん無くてはならない存在です。
 またここでフォトショップと違ってと書きましたがもちろんDTP以外のプロの仕事では3D画像と見違えるほどのリアルな作品を作るのにも使用されています。この場合3D画像と違って拡大しても画像が劣化しないので色々な媒体に使用できるのでビットマップ画像を使用しているフォトショップより優れたソフトといえます。もっともそれだけの作品を作れるようになるには、かなりの練習とセンスがいります。もちろんオイラはその域にはまだまだ到達していません。てゆーかつま先すら入っていない。
 今回のIllustratorの講義はここらへんで終わります。